パラゴンソフトウェアは18日、Mac OS XからNTFSへのフルアクセスを可能にするファイルシステムドライバ「Paragon NTFS for Mac OS X 10」の販売を開始した。今バージョンよりOS X Mountain Lionに対応している。
通常、Mac OS XからNTFSフォーマットのパーティションに対しては、ファイルの読み込みのみが可能で書き込みは不可。本製品では、同社の高度名UFSD(Universal File System Driver)テクノロジーを利用することで、Mac OS XからNTFSパーティションへの書き込みを含むフルアクセスが可能となる。操作性の面でも、ファイルシステムを意識することなく、OS X標準のネイティブドライバを介してアクセスするのと変わらない速度で、すべての操作をFinderから行なえるなど、基本的なソフトの機能は前バージョンを引き継いでいる(機能の詳細については前バージョン「Paragon NTFS for Mac OS X 9」のレビュー記事を参照のこと)。
対応OSは、Mac OS X 10.5以降。Windows NT 3.1以降のすべてのNTFS(バージョン1.2/3.0/3.1)をサポートする。
価格は、ダウンロード版のシングルライセンスが2,100円、WindowsからHFS+ファイルシステムへのアクセスを可能にする「Paragon HFS+ for Windows 9」とのセット版が3,150円。法人向けのパッケージ販売では、26,250円の5ライセンスパックやボリュームライセンスを用意している。また、登録ユーザー向けのバージョンアッププログラムも用意され、前バージョンにあたる「Paragon NTFS for Mac OS X 9」および「同 9.5」のユーザー向けには無償アップグレードを実施する。