「レジェンダ・コーポレーション」は13日、「若手社員の意識/実態調査」の結果を発表した。
この調査調査は、入社3年目までの社会人を対象に、7月6日から7月17日まで行われたインターネット調査のデータをまとめたもの。4,707名の対象者から869名の有効回答を得た。
若手社員の84%は終身雇用に賛成
「終身雇用」について賛否を聞いたところ、84.1%が「賛成」「どちらかと言えば賛成」と答えた。またその理由を自由回答でたずねたところ、「人生プランを立てやすい」「結婚や出産などの転機で辞めなくてはならない雰囲気ではないほうがいい」などがあがった。
年功序列に賛成だった若手社員は46%
次に「年功序列についてどう思うか」との質問では、「賛成」「どちらかと言えば賛成」と答えた人は46%と半数を割り込んだ。
賛成派は「年上が部下だと扱いづらい」「能力や経験が身につくから」、反対派は「仕事ができる人が高い地位に就き高給をもらうのは当然」「仕事の力量や会社への貢献度で評価されるべき」など、主に能力面への意見があがった。
成果や能力に関わらない定期昇給については7割以上が賛成
年功序列と関連する「成果や能力に関わらない定期昇給」については、賛成と考える人が72.1%と多数を占めた。
今回の調査結果について、産業能率大学経営学部の横井真人教授は「ベースとしてもらえるものはもらっておこう、しかし個人の評価は別でお願い、という若年層の抜け目ない様子が見え隠れする」などと分析している。
その他、調査の詳細内容は「ニュース&プレスリリースのページ」で閲覧できる。