オンキヨーは9月13日、ネットワークAVレシーバー「NR-365」と、NR-365を核とした2.1chシネマパッケージ「BASE-V50」、シネマベースパッケージ「BASE-SW50」を発表した。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格はNR-365が50,000円前後、BASE-V50が75,000円前後、BASE-SW50が60,000円前後。

スリムなネットワークAVレシーバー「NR-365」

NR-365は、高さを93.5mmに抑えた薄型ボディを採用する5.1chのAVレシーバーだ。パワーアンプはデジタル方式で、フロントの2chには、デジタルノイズを低減するVLSC回路を搭載する。定格出力は35W×5(6Ω、T.H.D.0.8%以下、1ch駆動時、1kHz、JEITA)+60W(3Ω、T.H.D.0.8%以下、1ch駆動時、100Hz、JEITA)。

バーチャルサラウンド「Theater-Dimensional」を採用しており、フロントの2chだけでサラウンド再生が可能だ。

最大192kHz/24bitのFLAC/WAV形式をはじめとして、DSD、Apple Lossless、WMA Lossless、Dolby True HD、DTS-HD High Resolution Audio、DTS-HD Master Audio、AAC、Ogg Vorbisなど、幅広いサウンドフォーマットに対応する。

ネットワーク機能も搭載。Windows Media Player 11/12、Windows Media Conect 2.0、DLNAサーバーに対応したプレーヤーと、radiko.jp、vTuner、AUPEO!に対応したインターネットラジオが利用可能だ。

入出力は、入力4系統/出力1系統のHDMI端子と、光×2系統/同軸×1系統のデジタル音声入力、アナログ音声入力×2系統、サブウーファープリアウト×1系統のほか、LANポート×1基、USBポート×2基を装備する。InstaPrevue Technologyを採用を採用しており、HDMI端子に接続されたソースを、プレビュー画面を見ながら切り換えることが可能だ。USBポートはフロントとリアにそれぞれ1ポートずつ配置され、フロントのUSBポートは、iPod/iPhoneのデジタル接続にも対応する。リアのUSBポートは、オプションのBluetoothアダプター(UBT-1)やワイヤレスLANアダプター(UWF-1)の接続を想定したものだ。

本体サイズは、W365×D304.5×H93.5mmで、重量は6.9kg。消費電力は105Wとなっている。

BASE-V50は、NR-365にコンパクトなフロントスピーカーと、サブウーファーを組み合わせたパッケージ。BASE-SW50はNR-365にサブウーファーを組み合わせたパッケージだ。

コンパクトなフロントスピーカー

パッシブタイプのサブウーファー

フロントスピーカーとサブウーファーは、「BASE-V30HDX」に採用されているものをベースに、NR-365との組み合わせが考慮され、リファインされたモデルだ。

フロントスピーカーの使用ユニットは、8cm径のN-OMFコーンウーファーと2cm径のバランスドームツイーター。キャビネットは、内容積1.3Lのバスレフ型だ。インピーダンスは6Ωで、最大入力は40W。周波数特性は70Hz~80kHzとなっている。サイズはW102×D129×H175mmで、重量は1.2kgだ。

サブウーファーはパッシブタイプで、使用ユニットは16cm径OMFコーン。キャビネットは内容積13.3Lのバスレフ型。インピーダンスは3Ωで、最大入力は70Wとなっている。サイズはW246×D314×H307.5mmで、重量は7.3kgだ。