ビー・エム・ダブリューはこのほど、「BMW 550iグランツーリスモ」に新開発の4.4リットルV型8気筒エンジンを搭載したと発表した。アイドリングストップ機能なども採用し、環境性能を大幅に向上させている。
「550iグランツーリスモ」は、快適性の高いラグジュアリーセダン、機能性に優れたツアラー、多様性に富んだSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の長所をあわせ持った新しいジャンルのモデルだ。
新開発のエンジンはツインターボ、高精度ダイレクトインジェクション、バルブトロニックなどの最新技術を採用する。とくにターボは、2基のターボチャージャーをバンクの間に配置する画期的なレイアウトを採用し、コンパクト化を図っている。性能については従来のV型8気筒エンジンより約10%向上しており、最高出力は450PSとなっている。
環境性能に関しては、アイドリングストップを新たに採用。効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロール、電動パワーステアリングなども採用した。これにより、JC08モードでの燃費は12.2km/リットルと、従来モデルより27%も向上している。
なお、これら環境技術については、直列6気筒エンジンを搭載する「535iグランツーリスモ」も同様の改良を受けている。価格は「550iグランツーリスモ」が1,140万円、「535iグランツーリスモ」が884万円。