ジェームズ・キャメロン監督が、『アバター』シリーズ続編に中国人俳優を起用する可能性があると「3Dフォーカス」に明かした。
ジェームズ監督は、急成長している中国の映画史上を無視するわけにはいかず、やや中国寄りの内容にすることにより、興行収入を引き上げることができると次のように話している。
「我々は『アバター』シリーズに中国人俳優を起用するつもりなんだ。中国語のアクセントのある英語だとしても、ナヴィ族のなまりだと考えるか、あるいは中国人俳優を中国のナヴィ族とすれば問題ないよ。『アバター』は未来を描いた作品だから、実際に未来のことを考えてみたら、地球上やパンドラでも中国人の人口が増えているっていう考えに行き着くのは普通だ。中国向けの内容にしたり、中国の共同製作会社を迎えることで、興行収入を引き上げることができると思うよ」
そして、これまでのアメリカ中心、ハリウッド至上主義ではなく、そこから脱する必要があるとジェームズ監督は続けている。
「(ハリウッドは)アメリカの視点で考えたアメリカ中心主義から脱する必要があると思うよ。アメリカ市場だけを狙うならそれでいいさ。でもグローバルなマーケットを狙うなら、グローバルな考え方をしないとね」
さらに、先日『アバター4』を前日譚にする予定だと明かしたジェームズは、第1作目同様に続編もロサンゼルスやニュージーランドでの撮影を予定していたが、今後同シリーズを中国で撮影することを真剣に考えているとも明かした。
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