山梨県の郷土料理「ほうとう」を出している飲食店の味を食べ比べる「第3回昇仙峡 ほうとう味くらべ真剣勝負」(昇仙峡魅力づくり協議会主催)が9月29日(土)、30日(日)に甲府市・昇仙峡で行われる。
時間は11時00分~15時00分で、雨天決行。会場は昇仙峡滝上駐車場。
このイベントは、山梨県内から「ほうとう」を扱う人気店が集まり、ほうとう日本一の座をかけて自慢の腕を振るう。昨年は2日間で約2,400人が来場した人気のイベントだ。
日本一を決めるのは、審査員参加料500円を支払った参加者。各店の「ほうとう」を食べ比べ、一番美味しいと思った店に投票。1番投票数が多かった1位のお店には「ほうとう名人」、2位のお店には「ほうとう達人」の称号が与えられる。
「ほうとう」は、通常の4分の1くらいの小さいサイズで、いろいろなお店のものを食べ比べられるようになっている。各店腕をふるった「ほうとう」は、昔ながらの伝統の味から、さまざまな工夫を凝らした創作系の味まで楽しめる。
ちなみに「ほうとう」は2007年には農林水産省により、全国各地に伝わるふるさとの味の中から決める「農山漁村の郷土料理百選」の一つに選ばれている。
昇仙峡は山梨県甲府市と甲斐市にまたがる荒川上流沿いの渓谷。国から特別名勝に指定された、日本有数の景勝地。会場近くの遊歩道はハイキングに最適だ。
標高680メートルの仙娥滝(せんがたき)から標高460メートルの長とろ橋までの約5キロメートルの渓谷には、渓流が花崗岩を削り取った、覚円峰(かくえんぽう)、天狗岩(てんぐいわ)、人面岩、登竜(とうりゅう)岩、猿岩などの奇岩奇石がある。
さらに昇仙峡ロープウェイを利用して山頂へ行けば、太い木のトーテムポールがあり、日本の高峰1位の富士山、2位の北岳、4位の間ノ岳の三山を一望できる。
なお、紅葉は10月下旬~11月下旬が見ごろ。昇仙峡は標高差があるため1カ月以上にわたりモミジやナナカマドなどの紅葉が楽しめる。