客車をけん引するEL列車

初秋の風物詩となった秩父鉄道の「EL華パレオエクスプレス号」が9月15日(土)と16日(日)の両日運行する。今年は荒川商工会と長瀞町観光協会の協力によりイベントの開催され、駅が華で飾られる。

けん引する電気機関車は201号と103号(変更になる場合あり)。ELパレオエクスプレスに「華」のヘッドマークを掲出しての運転となる。

今年のヘッドマーク

長瀞駅と終点の三峰口駅を華やかに飾り付けるのは、秩父に生き、野の花を愛する華道家の木村和恵さん。さらに、両駅には、秩父まちづくり工房で募集した俳句作品を展示する。

両駅前では麦茶のサービスもあり、三峰口駅では、みそポテト、たらし焼、もつみそ焼ほか地元特産品等の販売も予定されている。

同イベント時の長瀞駅(撮影2011年)

長瀞駅に飾られた華(撮影2011年)

運転時刻は、くだりが熊谷発(10時10分)→武川発(10時33分)→寄居発(11時00分)→長瀞発(11時37分)→皆野発(11時50分)→秩父発(12時15分)→御花畑発(12時19分)→三峰口着(12時50分)。

のぼりは、三峰口発(14時03分)→御花畑発(14時31分)→秩父発(14時36分)→皆野発(14時55分)→長瀞発(15時13分)→寄居発(15時39分)→武川発(15時58分)→熊谷着(16時18分)。都合により変更を生じる場合や運転状況により運転時刻が変更になる場合がある。

なお、秩父鉄道では、現在SLパレオエクスプレスが運休のため、代わりに電気機関車(EL)けん引による「ELパレオエクスプレス」を運行中。電気機関車にヘッドマークを掲出し、乗客には「ELパレオエクスプレス乗車証」をプレゼント中だ。

さらに、9月30日までは、くだり列車(イベント列車を除く)に限り、通常停車しない貨物専用駅の武州原谷駅(皆野-秩父)に臨時停車し、車内から貨物専用駅構内の見学ができる。

また、11月30日(金)まで、秩父鉄道沿線の花&紅葉の名所をめぐる「第9回秩父路花めぐりスタンプラリー(秋編)」も開催中。指定の乗車券や「ながとろ周遊セット券」を対象施設で提示すると、プレゼントがもらえたり、割引料金での利用できたりと特典が受けられる。