米Toysrusは9月10日(現地時間)、子供層をターゲットにしたAndroidタブレット「Tabeo」を発表した。7インチのタッチスクリーンとWi-Fi接続機能を備えた製品で、ARM Cortex-A8 1GHzのプロセッサとAndroid 4.0 "Ice Cream Sandwich"を搭載する。価格は149.99ドルで全米のToysrus店舗にて10月21日より提供が開始される。

Toysrus Tabeo

7インチのスクリーンを搭載した低価格タブレットの分野に、玩具小売店大手がクリスマス商戦をターゲットに参入したことになる。同分野では電子書籍を中心としたコンテンツ販売でAmazon.comがKindle Fireを、アプリストアを中心としたコンテンツ販売でGoogleがNexus 7をすでに投入している。7インチタブレットの世界は、コンテンツ販売を中心に据えることですでに低価格競争に突入しており、主に低年齢層を対象としたToysrusのさらなる低価格機の投入は今年の年末商戦を賑わせることだろう。

プロセッサとしては一昔前の世代ながら、解像度は800×480で、1GBのRAM、4GBのフラッシュメモリにmicroSDHCスロットを搭載するなど必要最小限のスペックを確保している。最大の特徴はOSにAndroidのICSを採用したことで、これによりAngry Birdsをはじめとする人気ゲームコンテンツがそのまま利用できる。充電は付属のUSBケーブル経由で、Wi-Fiでのインターネット通信以外に、USB経由のマスストレージモードでのデータ転送が可能。このほか、Mini HDMIでの外部ディスプレイ出力が可能になっている。また子供向けということで、ペアレンタルコントロール機能が細かく設定できる点もTabeoの特徴となっている。

さらなる製品の詳細は数週間内にも「tabeo.com」にも公開される予定だ。また販売開始を前に事前予約が上記tabeo.comまたはToysrus.comにて可能となっている。

(記事提供: AndroWire編集部)