日本のビール産業発祥の地、横浜でビール祭り「横浜オクトーバーフェスト2012」が開催される。場所は横浜赤レンガ倉庫、開催日は9月28日(金)~10月14日(日)。平日12:00~21:30、土日祝日は11:00~21:30まで。
初日28(金)のみ17:00~21:00の開催。荒天、強風の場合は休業する可能性もある。入場料200円、飲食代は別途。
「オクトーバーフェスト」の元祖はドイツ、バイエルン州のミュンヘンで毎年開催される600万人以上が参加する世界最大規模の祭り。200年以上もの歴史があり、本来はビール醸造シーズンの幕開けを祝う意味がある。現在では観覧車などのアトラクションやお化け屋敷などの出店もある。
「横浜オクトーバーフェスト2012」は今年で11回目。ビールの種類は過去最多。ミュンヘンのオクトーバーフェスト公式ビール4種類をはじめ、ドイツから45種類、地元神奈川県の地ビールなども含めて、80種類を超える。
フードも本場ドイツのソーセージなどがラインナップされる。さらにドイツ人の楽団「WOHO&KALENDAR BAND」の生演奏、踊りもあり雰囲気を盛り上げる。
横浜とビールは歴史的に深い関係がある。鎖国政策の崩壊により1859年、横浜港は開港された。横浜に居留していた外国人は、当初ビールをイギリスから輸入して飲んでいた。
しばらくその状態が続いたが、開港から10年後の1869年、アメリカ人のローゼンフェルトが横浜に日本初のビール会社「ジャパン・ヨコハマ・ブリュワリー」を設立したのが横浜とビールを結びつけた。
さらに1870年にアメリカ人醸造技師、コープランドが「スプリング・バレー・ブリュワリー」を設立する。作られたビールは横浜の外国人だけではなく、神戸や長崎、函館、東京にも出荷され、上海、サイゴン、香港へも輸出するほどの規模だったと言われている。