カブドットコム証券は6日、高機能チャート「ウルトラチャート」の提供を9月20日(予定)から開始すると発表した。

「ウルトラチャート」は、これまで利用していた「スーパーチャート」の機能を引き継ぎながらも、新機能を数多く搭載し、視認性や使い勝手も向上。また、過去2年間における売買シミュレーション結果を通算パフォーマンスが良い銘柄順に表示できる「kabuスコープ」、銘柄ごとに最適なテクニカル指標を判別できる「kabuカルテ」も大幅刷新し、好みの設定が可能な「パーソナルツール」として顧客の銘柄選びを強力にサポートするという。

「ウルトラチャート」「新kabuスコープ」「新kabuカルテ」は、カブドットコム証券に口座を持っている顧客は無料で利用できる。

「ウルトラチャート」の特徴

最大4枚までチャート表示が可能

  • これまでの「スーパーチャート」は1枚のみの起動であったのに対し、「ウルトラチャ-ト」は最大で4枚まで起動することが可能。レイアウトは最大3つまで作成し保存できる

豊富なオプション/サブチャート

  • 11種の基本チャート、12種のオプションチャート、17種のサブチャートを搭載し、顧客の好みの組み合わせで表示できる。トレンドラインの色は7種類を用意し、ペンタゴンチャートの描画も可能

  • 基本チャートには比較チャート、2指標/倍率チャートを搭載しており、同業種銘柄同士を比較し差分を確認したり、2指標/倍率チャートを応用し、NT倍率(日経平均÷TOPIX)やNN倍率(日経平均÷NYダウ)を表示できる。サブチャートは最大3つまで同時表示が可能で、それぞれのテクニカル指標のパラメータはカスタマイズが可能

売買シミュレーション機能搭載

  • 表示中の基本チャート(新値足、時系列新値足、カギ足)、オプションチャート(移動平均線、一目均衡表、回帰トレンド、ボリンジャーバンド、パラボリック、エンベローブ)、サブチャート(移動平均乖離率、RSI、ストキャスティクス、スローストキャスティクス、サイコロジカルライン、MACD、RCI、ボリュームレシオ、DMI、強弱レシオ、モメンタム、ROC)に対して、設定値に応じたシミュレーション結果を表示できる

コントロールパネルを採用

  • 「ウルトラチャート」全体の機能を統括するメニューとして「コントロールパネル」を採用。各チャートパネルの新規作成やレイアウトの保存・呼び出し、銘柄リスト画面呼び出し、ウィンドウの整列や文字サイズの変更などを行う

おすすめチャートボタン搭載

  • ☆ボタンをクリックすることで、テクニカル指標13種、分析パターン22通りの売買シミュレーション(過去2年間)結果から、最も通算パフォーマンスの良かったパターンを自動選択し表示する

銘柄リスト作成/豊富な銘柄検索機能

  • 「ウルトラチャート」は銘柄リストを最大で5つまで作成できる。市場選択はもちろん、日経225構成銘柄を抽出したり、決算期で絞り込んだりすることも可能。また、業種で絞り込むこともできる

  • また、一般信用売建可能銘柄を検索できる。信用取引のつなぎ売りを使った株主優待取りや現物株式のヘッジ、制度信用では売建ができない銘柄のロングショート戦略など、幅広い用途に使える

カブボードからの銘柄リスト登録に対応

  • 銘柄リスト作成ウィンドウは、カブボードからのインポートにも対応。すでに登録済のカブボードがある場合はインポート機能を使用することで、銘柄登録の手間を省くことができる

顧客好みに設定が可能な「パーソナライズ性」

  • 文字サイズやチャートの上下左右の余白の調整、銘柄切替エフェクトや銘柄名のエンボス表示、虫メガネサイズやスライドショーの切替間隔にいたるまで、好みで設定できる。

時系列スクロールバーを採用

  • チャートの表示期間を直感的に調整することが可能な「時系列スクロールバー」を採用。表示部には価格推移の概略チャートを表示し、チャート全体のどの部分を表示しているのかを視覚的に判断できる。また、「時系列スクロールバ-」の端をドラッグすることで表示部分を広げることができ、チャートの表示期間が連動する。時系列スクロールバーを左右にドラッグする事でチャートの表示対象期間を移動できる