AKB48チームKの松井咲子が9日、都内で開かれた映画『ビンゴ』(9月22日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。

映画『ビンゴ』に出演したAKB48の松井咲子(右)と清水一希

この日は真弓役の松井のほか、正哉役を演じた清水一希も登壇。清水の印象について松井が「特撮とか戦隊ものが好きだったので、まずはゴーカイグリーンのハカセというイメージがすごく強かったんですけど(清水は海賊戦隊ゴーカイジャーに出演)、なんせ私がすごく人見知りなもので、お話するようになったのは撮影が終わる数時間前で」と言うと、清水は「えっ! そうでしたっけ? おかしいな…僕はすぐに仲良くなったイメージだったんですけど…」と複雑な様子。そんな彼を見て松井が「撮影から公開までがしばらくあいてたので、今日はまたリセットされたような感じでまた人見知りを発揮しています」と言うと会場からは笑いが起こった。

松井が特撮好きということもあり、撮影中、ゴウカイジャーのイベントに彼女を誘っていた清水。連絡先を交換したものの、清水のもとには待てど暮らせど彼女からの着信は全くなかった。そのことについて松井が「今日が舞台あいさつだったので、現場で交換したぶりに昨日連絡しました(笑)」と言うと、清水は「そうそう! 半年ぶりに昨日メールが来ましたよ(笑)」。マイペースな松井とそれに翻弄される清水との絶妙な掛け合いは、上映後の観客の心をさらにつかんでいるようだった。

本作は作家・山田悠介による同名小説を映像化した作品。20××年、日本では死刑制度の大改正が行われ、囚人たちの死刑執行を被害者家族たちがビンゴゲームで決めることになった。殺人罪で収監された正哉(清水一希)がほかの凶悪犯とともに連行されたのは、自分がビンゴになれば即死刑執行の"人間ビンゴ"の会場。その彼の姿を、マジックミラー越しに見つめる面々の中には真弓(松井咲子)の姿があった。正哉が犯した罪とは。そして正哉と真弓の関係とは。物語が進むにつれて徐々にそれらの謎が明らかになる。