大日本印刷は10日、エリア限定の電子コンテンツ配信サービス「チェックインマガジン」を開始すると発表した。多くの人が集まる場所で、エリアを限定してその"場"に最適な電子雑誌をはじめとした電子コンテンツを配信する。
「チェックインマガジン」は、特定の施設や店舗など限定されたエリア内で、そのエリアに適した電子コンテンツを配信するサービス。iOS、Android搭載端末やPC向けに提供する。閲覧にあたっては専用アプリをダウンロードすることで、利用可能になる。電子コンテンツの閲覧時に会員登録やクレジットカード情報の入力なども不要。
企業サイドは、施設や店舗のコンセプトやロケーション、時間帯に合わせた電子コンテンツを配信し、出版社が発行する雑誌の中から、記事やテーマ単位でデジタル化(マイクロコンテンツ化)したオリジナルコンテンツを提供できる。電子雑誌のほかに、施設や店舗を運営する企業のクーポンなどの販促用のコンテンツも配信可能。
同社では、伊丹空港のANAラウンジにてサービスを開始しているデジタルコンテンツの雑誌コーナーに、「チェックインマガジン」機能の一部を提供。今後は、空港ラウンジだけでなく飛行機内、電車、カフェ、スタジアム、ホテルなどでも提供していく。
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