NTTドコモは9月6日より、5.3インチの大型液晶を搭載したAndroidスマートフォン「GALAXY Note SC-05D」(Samsung Electronics製)向けに、Android 4.0へのOSアップデートを含む最新版ソフトウェアの提供を開始した。最新版を導入することで、顔認証機能「フェイスアンロック」が利用可能になるほか、文書作成ツールなどでも新機能が使えるようになった。
本稿では新機能の紹介を含めて、アップデート適用後のGALAXY Noteでできることのおさらいをしていきたい。なお、GALAXY Noteの搭載機能などは、マイナビニュースの別稿で確認いただきたい。
フェイスアンロックとクイックWebブラウジング
最新版ソフトウェアを導入することで、ロック画面を解除する方法としてフェイスアンロックの選択肢が増える。インカメラで自身の顔写真を撮影すれば、次回以降に有効となる。
さらに「クイックWebブラウジング」機能の追加により、ブラウジング中にランチメニューが利用可能になった。同機能では、ディスプレイの側面をタップすることで半円形のランチメニューが出現。「新しいタブを開く」「タブの選択」「URL入力画面」「ブックマーク」「メニュー」といった項目が登録されており、ブラウジング中に片手でこれらの操作を行えるようになる。
Sメモでの操作性が向上
手書きメモを素早く作成できる「Sメモ」では、音声メモや画像、Webサイトのリンク、手書きの文字や絵などを組み合わせたメモを気軽に作成できる。ホーム画面に貼ることのできる専用ウィジェットも用意されており、テキスト入力、ペン入力、イメージ挿入、録音、サーチの中から利用したいものを選べばアプリを直接起動できる。カバーやメモの背景を変更してオリジナル性を出すことも可能だ。
Sノートの使い勝手
Samsungの独自アプリ「Sノート」では、7種類のテンプレート(フリーノート、説明、ミーティングメモ、雑誌、日記、レシピ、旅行)を使い、用途に合わせた文書を作成できる。ひとつのファイルに複数のページを作成でき、ページには写真やマップ、録音を貼り付けたり、クリップアートなどを自由に配置することが可能。さながらPCのプレゼンテーションソフトのような使い勝手の良さになっている。ペンの種類や設定は保存しておくことができるので、次回以降も同じ環境で作業を続けられる。入力するテキストはフォントやスタイル、段落など書式設定の変更にも対応する。
EvernoteやGoogle Docsなどクラウドを使用したバックアップにも対応している。Sノートの「スケッチレコード」機能では、フリーノート(テンプレートのひとつ)に記入した手書きメモの内容を録画し、あとでアニメーション再生することができる。例えば地図に矢印を記入して、目的地までの行き方を説明するような場合、矢印が伸びていくアニメーションを示せば効果的な説明ができるだろう(ファイルを共有する場合は .vnt / .jpg / .snb / .pdfのいずれかの拡張子で行う)。