女優の長谷川京子がフジテレビ・松本清張没後20周年特別企画『危険な斜面』(9月30日 21:00~23:09)のヒロインを務め、主演の渡部篤郎と約8年ぶり、2度目の共演を果たした。
原作『危険な斜面』は1959年松本清張の初期作品。ラストまで続くサスペンス感が人気で、これまで過去数回ドラマ化されきた。本作で長谷川が演じるのは、女の悲しい性ゆえに被害者となるヒロイン・野関利江。出世欲にかられた秋場文作(渡部篤郎)は、11年ぶりに出会った野関が会社トップの会長の愛人であることを知り、完全犯罪を企てる。
初めて松本清張作品に出演する長谷川は「独特な世界観の中で女性が色っぽく描かれているイメージで、松本清張の描く女性は好きです」と印象を述べ、「以前から演じたいと思っていたので今回お話をいただいてうれしく思います」と心境を語った。また、主演の渡部を「思っていたより穏やかでチャーミングな方」と振り返り、「雰囲気のあるシーンでは、世界観を作って下さるので、利江としてスッと入れて助けられています」と共演者としての相性もいいようだ。
一方、主演ではあるがストーリー上"犯人"となってしまう渡部は「清張作品への出演は2度目になります。以前も犯人役でしたね(笑)。なんででしょう? 犯人顔なんですかね。また、今回も犯人で(笑)」と語り、「長谷川さんとは8年ぶりくらいで2度目の共演ですね。そのときも僕、長谷川さんを土に埋めたんですよ。埋めるのも2度目ですね。埋め顔なのかな(笑)?」と長谷川との意外な因縁を明かした。