アップルは4日付けで、Mac OS X用のJavaアップデートを公開した。このアップデートにより、Java SE 6のバージョンが1.6.0_35となり、セキュリティ・信頼性・互換性が向上する。
アップデートはOS X Lion/Mountain Lion用の「Java for OS X 2012-005」とMac OS X 10.6 Snow Leopard用の「Java for Mac OS X 10.6 Update 10」の2つ。Webサイトからダウンロードする場合のファイルサイズは、Lion/Mountain Lion用が67.2MB、Snow Leopard用が81.9MB。
なおセキュリティ上の機能として、両者ともに、長時間どのJavaアプレットも実行されなかった場合にJavaプラグインを自動で無効化する。またLion/Mountain Lion用のアップデートは、1つ前のアップデートである「Java for OS X 2012-004」がインストールされていなかった場合、本アップデートの適用時点でJava Webプラグインがすぐに無効になる。Snow Leopard用でも、Javaアプレットの自動実行を行なわないように設定される。いずれの場合も、Webページで「停止中のプラグイン」ラベルをクリックすると、再度Javaアプレットが有効になる。これはJavaアプレットの自動実行によって悪意のあるプログラムが実行されてしまうことへの対策だ。