AKB48の公式ライバルユニット・乃木坂46の生田絵梨花が、全米で4週連続1位に輝いた映画『ハンガーゲーム』の日本語吹き替えを担当することがわかった。
本作は、絶望に支配された独裁国家を舞台に、愛する家族のために生存確率24分の1という命懸けのサバイバルバトル(=ハンガー・ゲーム)に身を投じたヒロインの、勇気と成長を描くサバイバル・アクション大作。今回、主人公と絆を育む重要なキャラクター・少女ルーの吹き替えの座を巡って、乃木坂46内で「声優サバイバルオーディション」が行われた。
今回の企画がメンバーに伝わったのは、オーディション当日。それぞれハリウッド映画に参加できる興奮を抑えきれない様子で、メンバーたちは驚きの声をあげていた。審査は各メンバーの実演をもとに本作の映画配給会社、吹替版の音響監督により実施。本番は一発勝負だったため、各自12歳のルーの声質、声の出し方を必死に練習し本番に臨んでいた。
今回、33分の1のサバイバルオーディションで勝ち残った生田はピアノや歌が得意ということもあり、その音感の良さが審査員からも抜群の評価を得た。難しいシリアスなシーンも難なくこなし、音響監督からは「初めてとは思えない!」と絶賛されるほど将来性を感じさせる収録となった。
また、生田は秋元康氏が「生田は前田に似ている。エースになれる逸材」というほどの注目のメンバー。初めてのアフレコ体験を「さりげない言葉ひとつに、動作や思いがこめられているのですが、そのバランスを含め、声だけに表現のすべてを出すというのが、とても難しいポイントでした。自分がその場にいたらどういう思いで、何をして、どう話すかを考えながらやりました」と振り返り、「ちょこっと注目していただければ嬉しいです」と控えめにアピールしていた。