インターネットを利用した住宅情報の提供などを行っているホームアドバイザーは、同社調査機関「オウチーノ総研」を通じて、20代以上の男女1,094人(有効回答655人)を対象に「老後に住みたい国・都市(地域)」をテーマにインターネットアンケート調査を実施。調査の結果、半数以上が可能であれば老後は海外で過ごしたいと考えていることがわかった。調査期間は5月21日から5月27日。
「老後に住みたい国はどこですか?」と尋ねたところ、20代以上の全世代で「日本」が1位を占め、総合1位を獲得した。しかし、全世代とも日本を選んだ人は50%以下で、特に働き盛りである30代の支持率は38.6%となっている。
つづく2位は、全世代で「アメリカ」が獲得。さらに、「オーストラリア」も全世代で3位から4位の間にランクインし、人気の高さを示した。
「老後に住みたい都市(地域)はどこですか?」という質問では、1位「ハワイ(13.3%)」、2位「沖縄(6.9%)」、3位「東京(6.1%)」、4位「シドニー(オーストラリア)(2.1%)」・「神奈川(2.1%)」、5位「北海道(2.0%)」という結果になっている。
1位「ハワイ」を選んだ理由として1番多かったのは温暖な「気候」で、2番目は、「おだやか」、「楽しそう」、「のんびりしている」といった「雰囲気」、3番目には「日本語が通じる」があげられた。3位「東京」、4位「神奈川」については、「住み慣れているから」、「子どもや孫と離れたくない」などの理由が多く、ランキングのトップ5のうち4カ所が国内の都市・地域だった。
なお、海外移住先として人気の高い東南アジアでは、7位に「バンコク(タイ)」、8位に「バリ島(インドネシア)」、10位に「クアラルンプール(マレーシア)」がランクイン。「物価の安さ」が理由としてあげられている。
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