通信事業者のNTTコミュニケーションズは8月18日から19日、お茶の水大学大学院で家族社会学を専門に研究する石井クンツ昌子教授監修のもと、「親子間のデジタル・コミュニケーション」をテーマにした調査を実施した。調査対象は両親と離れて暮らす30歳から49歳までの男女計1,000人で、有効回答数は1,000人。
離れて暮らす親とのコミュニケーションについて、「日頃の親とのコミュニケーション頻度はどれくらいですか?」と尋ねたところ、「毎日」と答えた人が6.9%、「週に1回以上」と答えた人が22.5%となり、合わせて29.4%が「週に1回以上」という高い頻度で親と連絡を取っていることが明らかになった。
同様に、「毎年、お盆や年末年始に実家に帰省する頻度はどれくらいですか?」と尋ねたところ、「帰省することが多い」と答えた人が51.0%と、約半数を占めている。
「離れて暮らす親とのコミュニケーション手段は何ですか?」という質問では、「デジタル派」(パソコン、携帯のメールやインターネット通話のみを活用)という回答が50.0%と最多で、「アナログ派」(手紙や固定電話のみを活用)の19.3%、「デジタルとアナログを併用」の28.4%を大きく上回った。
またデジタル派は、週1回以上の頻度でコミュニケーションをとっている人の割合が高く、里帰りの頻度や、日常的に親に写真を送る頻度、親孝行をしたいという明確な意志を持った人の割合でもアナログ派を上回る結果となっている。
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