三起商行はすでに販売商戦が始まっている小学生用の「ランドセル市場動向」を明らかにするため、「ランドセルに関する意識調査」を実施。調査は8月22日~8月23日にかけて、小学生の子どもをもつ20代~50代の男女計500人に対して行われた。
現在、低価格から高価格、デザインにこだわったランドセルなど、様々な商品が販売されている。実際にランドセル選びで最も重要視する点について尋ねたところ、約半数の46.0%が「耐久性」と回答していたことが明らかとなった。次いで「価格(15.4%)」、「カラー(13.4%)」、「デザイン(9.8%)」という順番になっている。
ランドセル選びで最も重要視する点に「耐久性」を選んだ230名にその理由を尋ねたところ、9割以上が「6年間使用するから」と回答。そこで、6年生の子どもを持つ親を対象に「小学校に通っている間にランドセルを買い換え・修理した経験はありますか?」と質問。「修理が必要だったが、そのまま使用している」を含めると、「買い換えや修理を経験している親」は27%も存在していることが分かった。
続いて「あなたのご両親や配偶者のご両親はランドセルを購入してくれると言っていましたか?」と質問。すると、79.8%の親が「祖父母が購入してくれると言っていた」と回答した。しかし、「実際に購入した人は?」という設問では、「自分の親」「配偶者の親」を合わせると55%と約半数程度だった。一方、「自分自身で購入」と回答した人は40.2%。自分の子どもの一生に一度の大切なプレゼントは、自らが出してあげたいという親心が分かる結果となった。