ヤマハは、独・スタインバーグ製のDAWソフト「Cubase」に「VOCALOID」の機能を組み込む新ソフトウェア「VOCALOID Editor for Cubase」を発売すると発表した。2012年冬発売予定で、価格はオープン。
今回発表された「VOCALOID Editor for Cubase」は、「VOCALOID」を「Cubase」上で使用できるようにするアドオン・ソフトウェア。これにより、DAWソフトのフラッグシップモデルである「Cubase」の環境で歌声合成を使った楽曲制作が可能となり、歌声にエフェクトを加えたり、伴奏と歌声のパートを並行して制作できるようになるなど、入力・録音から音質の調整などのミキシング、トラックダウンまでの楽曲制作を一貫して行うことができるようになるという。
本製品が対応するのは「Cubase 6.5」(Windows)のみで、「Cubase Artist」や「Cubase Elements」、「Cubase AI」などは非対応。使用には別途「VOCALOID3」または「VOCALOID2」対応の歌声ライブラリが必要となる。
なお、「VOCALOID3 Editor」を購入し、アクティベートが完了しているユーザーには、優待販売も予定されているとのこと。