BlackBerryスマートフォンを提供するカナダのResearch In Motion (RIM)が8月31日(ドイツ時間)に開幕した世界最大級の家電関連見本市「IFA 2012」出展している。同イベントでの新製品発表はなかったものの、まもなくヨーロッパで発売される7インチのタブレット端末「PlayBook」の3G機能搭載モデル「PlayBook 3G+」を大きくアピールしていた。
PlayBook 3G+は600×1024ピクセルの7インチディスプレイを搭載したBlackBerry初のタブレット端末を3Gに対応させた新製品。データ通信はHSPA+に対応する。ブース内では実際にSIMカードを入れて3G通信できる状態でのデモが行われており、Wi-Fi環境がなくともどこでも通信できるメリットを大きくアピールしていた。同モデルは、年明けには最新バージョンのOS「BlackBerry OS 10」にアップグレード可能で、今後大幅な機能アップが予定されていることも説明されていた。
一方、BlackBerryスマートフォンは最新製品である「Bold 9900」「Bold 9790」「Curve 9320」の3機種を展示。Boldシリーズはフルタッチ対応になったディスプレイ、Curveは低価格ながらもBlackBerryサービスを利用できる点などが特徴として説明されていた。さらにはWebサービスやSNSサービスの利用、アプリケーションのダウンロードなど、スマートフォンとしての使い勝手の高さもアピールされていた。またポルシェデザインとコラボレーションした高級モデル「P'9981」はショーケース内で展示が行われていた。この他アクセサリ類は参考程度に少数が展示されていたが、PlayBook用のキーボード内蔵型ケースなどに注目が集まっていた。