Huaweiは8月31日(ドイツ時間)に開幕した世界最大級の家電関連見本市「IFA 2012」で、スマートフォンやモバイルブロードバンド製品などを展示。端末メーカーとしての認知度向上を狙った出展内容となっている。

HuaweiはIFA2012にあわせてグローバル向けのスマートフォン3機種を発表した。いずれも2012年10月からヨーロッパやアジアなどで発売される予定である。なお今回ハイエンドモデルの発表はなかったものの、2月に発表したクアッドコアCPU搭載の最上位モデル、「Ascend D quad XL」の10月発売がアナウンスされた。

端末の展示に特化したHuaweiブース

10月発売が確定した最上位機種、Ascend D quad XL

新製品のうち2機種はビジネスユーザーや一般層向けのAscend Gモデル。「Ascend G600は」4.5インチ540×960ピクセルのディスプレイ、デュアルコア1.2GHz CPUを搭載したハイエンドとミッドレンジの間に位置する製品。Android OS 4.0を採用する。カメラは8メガピクセル。NFCを搭載するほか、DTSのオーディオ技術を搭載し音楽再生能力にも優れる。一方の「Ascend G330」は価格の低いボリュームゾーン向けの製品で、4インチ480×800ピクセルのディスプレイ、デュアルコア1GHzのCPUを搭載する。OSは同じくAndroid 4.0。カメラも5メガピクセルと普及クラスのスペックである。

4.5インチディスプレイ搭載のAscend G600

厚みは10.5mm。NFCとDTS社のオーディオ技術を搭載

Ascend G330は普及価格モデル

背面デザインはG600に類似したシンプルなもの

また若年層向けの低価格なエントリークラスのスマートフォンとして、「Ascend Y201 pro」も発表された。3.5インチ320×480ピクセルのHVGAディスプレイ、800MHz CPUを搭載。カメラは3.2メガピクセル。本体価格は129ユーロ、プリペイド販売では100ユーロを切る超低価格で各国の通信事業者が提供する予定とのこと。

また合わせて7月に発表された低価格タブレットの「MediaPad 7 Lite」も出展。ディスプレイ解像度を600×1024ピクセルに落とし価格を引き下げた普及モデルで、本体のデザインも角を落とし持ちやすいものにされている。発売はAscendシリーズ同様に10月中が予定されている。

低価格を売りにするAscend Y201 pro

コンパクトで持ちやすく、モバイルルーターとしても利用可能

普及価格の7インチタブレット、MediaPad 7 Lite

ボディーは金属素材、持ちやすいデザイン

(記事提供: AndroWire編集部)