SMAPの木村拓哉主演する10月スタートの月9ドラマ『PRICELESS(仮)』(フジテレビ系 毎週月曜 21:00~21:54)の主題歌に、ザ・ローリング・ストーンズの「Jumpin' Jack Flash」が使われることが明らかになった。
「Jumpin' Jack Flash」は1968年にシングルとして発表されて以降、ステージでも欠かさず演奏され、多くのアーティストにもカヴァーされてきた名曲。それだけにメンバーの思い入れも強く、世界中でドラマの主題歌に使われたことは1度もないという。かつて一度だけ主題歌に使われたのが、同曲をストーリーの鍵として制作された映画『ジャンピング・ジャック・フラッシュ』(1986年/ウーピー・ゴールドバーグ主演)のみだ。
主演の木村拓哉は「まさか、自分が参加する作品の主題歌にザ・ローリング・ストーンズ の名前が…。自分にとってまさに"プライスレス"な出来事です」と感動している様子で、「この曲からパワーをもらって勢いのあるクランクインを迎えたいと思います」とさらなる意気込みを語った。木村が扮する主人公はどんな逆境にあっても常に前だけを向き困難を力強く乗り越えていく人物。その人柄は同曲のイメージにも一致しており、ドラマスタッフは並々ならぬ熱意のもと、使用許諾獲得のために奔走した。
スタッフは、海外の原盤元(ABKCO)にドラマの趣旨、ストーリーのほか、主演を務める木村拓哉の華々しいプロフィールなどのプレゼンテーションを交え交渉を続けたという。その結果、スタッフの熱い思いが伝わったのか「つらいことを笑い飛ばしながら前向きに生きる主人公のキャラクターが、バンドのイメージや歌詞ともマッチする」と特別に使用を許可されることになった。
今回、木村が演じるのは、同僚からは愛され部下からも信頼を得ているサラリーマン。順風満帆に見えた彼の人生があることをきっかけに一気に転落していく。そして、上層部の陰謀で会社を追われた彼の身には次々と驚くべきことが襲い掛かり、家も何もかも失い、無一文同然となってしまう。途方に暮れた木村は、公園で偶然出会った2人の子どもから生きる術を学び、なんとか生き延びていく。