9月8日公開の映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』の完成披露試写会が30日、都内で行われ、主演の徳井義実をはじめ林遣都、中村達也、新井浩文、井浦新、村上淳、倍賞美津子、ちすん、熊切和嘉監督が試写会前に報道陣の取材に応じた。

後列左から熊切和嘉監督、井浦新、村上淳、新井浩文、中村達也、前列左からちすん、林遣都、徳井義実、倍賞美津子 拡大画像を見る

ヤングマガジン(講談社刊)に連載されて単行本は約350万部以上を売り上げた田中宏原作の漫画『莫逆家族』を、『海炭市叙景』の熊切和嘉監督が映画化。10代の頃に暴走族の総長として暴れまくり、社会にうまく適合しないまま30代を迎えた主人公の火野鉄(徳井義実)。息子・周平(林遣都)の恋人である真琴(山下リオ)の暴行事件を機に、大切な仲間を守るために立ち上がる。

本作で人生初の金髪に初めての肉体改造に取り組んだ映画初主演の徳井は「吉本で作った映画にはちょこっと出たことはありますが、それとは全く違っていて、このメンバーで俺がいたらいじめられるんじゃないかと思いましたよ」と撮影前の不安を明かすも「皆さん素晴らしい方ばかりで、凄い人たちとやらせてもらいました」と感慨深け。さらに「普段はバラエティーの仕事をしていますが、基本的には下ネタでお金を稼いでます。今回は本当に真剣にさせてもらいました。バイオレンスシーンはもちろん、その中にある切なさや圧倒的な絆が見どころの映画。騙されたと思って一度見てください!」と作品の出来に自信をのぞかせていた。

人見知りという徳井だが、現場ではクライマックスで格闘した村上淳と下ネタで盛り上がったという。村上が「下ネタの幅が広い広い! それに感動しましたよ」と語れば、徳井も「ダッチワイフの話で盛り上がっていました」と激白。そんな2人のやり取りに、現場では話に加わらなかったという新井浩文が「ダッチワイフ教えて下さい!」と懇願、クールな井浦も「僕も徳井さんと下ネタ話したかったな~」と話し、徳井から子供扱いされた林も「盗み聞きしたら異次元の話でしたよ」と徳井の異常な性癖を明かしていた。

映画『莫逆家族 バクギャクファミリーア』は、9月8日より新宿バトル9ほかで全国公開。