水産事業および食品事業を中心に展開するマルハニチロホールディングスは、9月1日の「防災の日」を前に、20歳から59歳の男女1,000名に対し、「非常食と缶詰に関する調査」を8月6日から8月8日に実施した。その結果、非常食を「3日分以上備蓄」している人は2割弱で、備蓄している非常食の種類は、「缶詰」が8割強でトップとなった。
「家庭で非常食を備蓄していますか?」と聞いたところ、「備蓄している」と答えた人は2人に1人の割合で、「3日分以上の備蓄をしている」と答えた人は17.7%という結果となった。また、同居人がいる825名のうち、備蓄している人は52.5%であるのに対し、一人暮らしの175名では、43.5%と10ポイント近く低くなっている。
備蓄している人に「いつから非常食を備蓄していますか?」と聞いたところ、「東日本大震災の後」に家庭で非常食を備蓄するようになったと答えた人は28.9%となった。
家庭で非常食を備蓄している人に、「どのような非常食を家庭で備蓄していますか?」と聞いたところ、「缶詰(82.3%)」が最多。そのほかに、「飲料水(77.6%)」、「カップ麺・カップスープ(72.5%)」、「レトルト食品(シチューやカレーなど)(63.9%)」、「お菓子(チョコレートやビスケットなど)(52.8%)」が上位となっている。
「家庭で備蓄している非常食の賞味期限を確認していますか?」と聞いたところ、「確認している」と答えた人は90.2%であったものの、「定期的に確認している」と答えた人は17.3%にとどまった。非常食には、5年や10年といった賞味期限の長いものもあるが、「防災の日に非常食の賞味期限を確認するなどのルールを家庭で作ってみるのもいいかもしれない」と、同社は指摘している。
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