映画興行会社オーエスは、シネマコンプレックス(複合型映画館)「OSシネマズ神戸ハーバーランド」(仮称)を、神戸ハーバーランドにある「ハーバーランドダイヤニッセイビル」に2013年春オープンすると8月24日に発表した。
「ハーバーランドダイヤニッセイビル」は百貨店「神戸阪急」の後継施設で、シネマコンプレックスが入居するのはその5階と6階だ。
現在イオンモールなどがハーバーランド地区の中核商業施設として、2013年4月のオープンをめざして再開発中で、同時期にオープンする「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」とともに、同地区の集客力を高める目玉として期待される。
OSシネマズ神戸ハーバーランドは、延べ床面積6千平方メートルで、座席数は約1,400席。9つのスクリーンを備え、3D上映など対応するに最新鋭のデジタル映写機を導入する予定だ。
また、ODS(Other Digital Stuff=非映画コンテンツ)にも取り組み、映画だけでなく、宝塚歌劇団のミュージカルやコンサート、スポーツ中継、さまざまなエンターテイメント・コンテンツの提供もしていく。
なお、商業施設「モザイク」でオーエスが運営する「シネモザイク」(4スクリーン、計872席)は「OSシネマズ神戸ハーバーランド」のオープンに伴い閉館するが、座席数では1.6倍となり、映画館の規模として大幅に拡大することになる。
オーエスでは、「日常と非日常をつなぐ、心豊かな地域文化の確立」を行動指針としており、神戸ハーバーランドはそれが実現できる、非常にポテンシャルの高い地区と見ている。
「OSシネマズ神戸ハーバーランド」は三宮にある「OSシネマズミント神戸」(8スクリーン)とともに、都心の感度を持つファミリー層をメインターゲットとつつ、幅広い客様が交流する映画館と位置づけている。