AHSは、音声合成ソフトウェア「VOICEROID+ 東北ずん子」を発売する。発売日は9月28日。価格は通常版パッケージが9,800円、AHSユーザー特別版パッケージが7,980円。
「VOICEROID+ 東北ずん子」は、かわいらしい声をベースとした入力文字読み上げソフトウェア。文章や言葉をテキストで入力し、簡単に読み上げさせることができるもので、音声ファイルの保存が可能。そのため、ナレーションを作成するのに適している。微妙な言い回しを調整できるアクセントの調整機能や、お気に入りの言葉を手軽に登録できる辞書登録機能などの機能を搭載している。
今回のバージョンよりインタフェースの機能が向上し、抑揚調整機能やルビ機能も追加。話す速度は4倍まで設定可能となり、出力も22kHzとなった。また、東北の市町村名や独自のセリフなどを個別の音声ファイルに収録した「exVOICE」も収録している。
なお、東北ずん子は、東北名物「ずんだ餅」をモチーフにしたキャラクター。東北の企業(東北6県に本社が登記されている会社)や東北を応援したいクリエイターであれば、事前申請無しに無償で利用できる。キャラクターデザインは江戸村ににこ、声は東北・宮城出身の声優・佐藤聡美が担当。同ソフトウェアは、2012年1月から行われた「東北ずん子ファンド」の募集金額が目標の450万円(225口)に達したため開発されたもので、今回晴れて商品化されることが決定した。