ビー・エム・ダブリューは5シリーズのセダンおよびツーリングに直列4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した「ニューBMW 523d BluePerformance」を追加発売した。5シリーズはガソリン、ハイブリッド、ディーゼルのすべてがラインナップされたことになる。
エンジンは2.0リットルの直列4気筒ターボディーゼルで、最高出力は184PS、最大トルクは3.5リットルガソリンエンジンに匹敵する38.7kgmを発揮。NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などメンテナンス・フリーの排出ガス処理技術「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用し、世界最高水準の排出ガス基準である日本の「ポスト新長期規制」をクリアした。
このエンジンはクランクケースにアルミを採用するなど軽量で、コモンレール・ダイレクトインジェクションシステムと可変ジオメトリー・ターボチャージャーを組み合わせることでハイパワーと低燃費を実現している。さらにアイドリングストップ機能などの環境技術を採用し、燃費はJC08モードで16.6km/リットルという圧倒的な低燃費を実現している。
価格は「BMW 523d BluePerformance セダン」が633万円、「BMW 523d BluePerformance ツーリング」が663万円。最新のクリーンディーゼルエンジンを搭載しながら、直列4気筒ガソリンエンジン搭載の「BMW 523iセダン」より23万円アップしただけという魅力的な設定となっている。