Sony Europeは29日(現地時間)、「Eマウント」のレンズ交換式一眼デジタルカメラ"α"シリーズの新製品「NEX-5R」を、ドイツ・ベルリンで開催されるIFA 2012を控えたプレスカンファレンスで発表した。ヨーロッパでは10月中旬の発売を予定している。日本国内での販売については未発表。

NEX-5R

"α"シリーズで初めてWi-Fi機能を搭載し、「PlayMemories」アプリを実行しているスマートフォン・タブレットへの写真転送が簡単に行なえる。また、アプリケーションダウンロードサービス"PlayMemories Camera Apps"に対応し、新機能のダウンロードが可能だ。 新たに搭載された"ファストハイブリッドAF"は、位相検出とコントラスト検出を組み合わせたAFシステム。位相検出AFにより被写体距離をすばやく割り出し、コントラスト検出で厳密なピント合わせを行なう。この機能により、動体への追従性と高速性に優れたフォーカスが可能となり、あらゆるシチュエーションでの正確で素早いフォーカスを実現する。なお、発売時点でこのファストハイブリッドAFに対応するレンズは4本。ファームウェアのアップデートにより、対応レンズは拡大する予定。

液晶モニタはタッチパネル式で、上方へ180度反転可能。有効16.1画素のセンサーはBIONZイメージプロセッサとの組み合わせにより、ISO25600で薄暗い室内の撮影を行なっているときでさえ低ノイズの撮影を可能にする。

タッチパネルは上方チルトで180度回転する

主な仕様は、撮像素子が有効約1,610万画素・APS-CサイズのExmor APS HD CMOSセンサー、マウントはソニーEマウント、対応感度はISO100~ISO25600、連写速度は最高10コマ/秒。

背面モニタは3インチ・約92.1万ピクセルのタッチパネル式。記録メディアはメモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCカード。付属バッテリの撮影可能枚数は約330枚。本体サイズは約W110.8×D38.9×H58.8mm(突起部を除く)。重量は本体のみ約218g、バッテリ・メモリカード込みで約276gとなる。

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