五街道のひとつに数えられ、東海道と並び江戸と京都を結ぶ主要街道だった中山道の七宿を3日間でめぐるウォーキングイベント、「上州中山道全七宿めぐり」が9月15日~17日に開催される。
中山道の69の宿場のうち、「新町宿」「倉賀野宿」「高崎宿」「板鼻宿」「安中宿」「松井田宿」「坂本宿」の7つが群馬県高崎市と安中市にある。
旧街道沿いは今も当時の面影を残す建物や史跡が点在しており、ハイカーの姿も見られる。そんな初秋の上州中山道、いにしえの旅人が歩いた道のり約47キロメートルを、3日間、3行程に分けてたどろうというのが「上州中山道全七宿めぐり」だ。
1行程のみの参加もできるが、3行程を制覇すると、「完歩賞」として群馬県ふるさと伝統工芸品指定のイベント特製「招き猫」がプレゼントされる。
3行程のそれぞれの道中には、地元特産品の試食ができる「おもてなしステーション」や地元ボランティアによるスポットガイドのほか、さまざまなイベントが企画されている。
9月15日(土)は、JR新町駅から高崎駅までの行程となる、上州中山道の新町宿から倉賀野宿の約13キロメートルをめぐるハイキング。
受付は新町駅で、9時00分から11時00分まで。途中の「おもてなしステーション」では、江戸時代の水茶屋風の休憩所で音楽演奏、びわの葉茶などの提供も。
また、ゴールの高崎では学生による「まちなかご案内隊」の地元目線で選んだまちなか周遊ルートの案内や、高崎の食材で作ったメニューが楽しめるイベント「高崎台所フェア」がある。
2日目の9月16日(日)は、高崎宿(高崎駅)から安中宿(磯部駅)までの約19キロメートルの行程。受付は高崎駅西口で、9時00分から11時00分まで。「おもてなしステーション」では収穫シーズンを迎えた榛名の梨や、秋間梅林の梅干しの試食提供がある。また安中市観光ボランティア協会によるスポットガイドなどが用意されている。
最終日の9月17日(祝)は、松井田宿(磯部駅)から坂本宿(峠の湯・横川駅)までの約15キロメートル。受付は磯部駅で、9時00分から11時00分まで。「おもてなしステーション」では、峠の力餅、かき氷、きゅうりなどの無料提供があり、関所保存会によるスポットガイドや西上州観光連盟が「特産品抽選会」を用意している。
なお、申し込み締め切りは9月12日(水)。申込書は高崎市観光協会よりダウンロードできる。