Samsung Electronicsは、ドイツ・ベルリンで8月31日より開催される世界最大級の家電関連の見本市「IFA 2012」に合わせて秋冬の新製品発表会「Samsung Unpacked 2012」を開催した。Android OS搭載の「GALAXY Note」後継機や、Windows 8 OS搭載の新しいノート/タブレット製品「ATIVシリーズ」など意欲的な新製品を多数発表した。
クリエイティブツールを目指したGALAXY Note IIとGALAXY Camera
1年前のIFA2011でGALAXY Noteを発表したSamsung。今年の新製品発表会「Samsung Unpacked 2012」では、そのGALAXY Noteをスペックアップした後継機種「GALAXY Note II」と、カメラとスマートフォンの融合によりデジタルカメラの新しい使い方を提唱する「GALAXY Camera」を発表した。
発表会に登壇した同社モバイル部門のプレジデント兼ヘッドのJK Shin氏は、"Be Creative"という言葉を用いて新しい2製品の特徴を語った。スマートフォンを日常生活のツールとしてだけではなく、情報を収集加工してコミュニケーションを図ったり、より美しい写真をシェアしあうなど、人々のクリエイティビティを高めるための製品として開発されたのがGALAXY Note IIとGALAXY Cameraであるとのことだ。
GALAXY Note IIは、初代GALAXY NoteよりCPUや通信環境が高速化されただけではなく、ディスプレイサイズを5.5インチと大型化。だが、本体サイズはほとんど変わらないという。付属するスタイラスペン「S Pen」もサイズを太くし筆圧感知感度も高めるなど、ペンとしての使い勝手を高めている。またメールや写真アルバム上にS Penを浮かせて置くだけで内容を表示する「Air View」機能を搭載するなど、ペンを使った本体の操作性も向上している。S Penは新しいSDKが配布され、より高度な機能を持ったアプリケーションも登場する予定とのこと。
一方GALAXY Cameraは、スマートフォンとデジタルカメラを併用するユーザーが多いとの調査から開発された製品。クアッドコアCPUを搭載し、OSは最新のAndroid OS 4.1、LTEに対応するモデルも用意されるなどスマートフォンとしても高いスペックを持っている。もちろんカメラとしての使い勝手も高められており、プロ並みのテクニックの写真がワンタッチで撮影できるSmart Pro Mode、他のスマートフォンなどをWi-Fiで接続し、写真撮影と同時に画像をスマートフォンにも飛ばせるShare Shot、さらには本体の撮影画像を自動的にクラウドサービスへバックアップする機能などが搭載されている。