パナソニックは29日、前方正面の集音に優れた「ズーム録音」機能や、「フォーカス再生再生」機能などを搭載したICレコーダー4モデルを発表した。価格はオープンで、予想実勢価格は可動式ズームマイクを備えた最上位の「RR-XS700」が15,000円前後、「フォーカス再生」対応の「RR-XS500」が12,000円前後、「RR-XS450」が10,000円前後。スタンダードモデル「RR-XS350」が8,000円前後。発売日は9月14日。
RR-XS700。カラーはブラックのみ |
RR-XS500。カラーはセンシャルブラウンのみ |
RR-XS450。ブラック、パールホワイト、ファインレッドの3色で展開。画像はファインレッド |
RR-XS350。シルバー、パッションピンク、ブルーの3色で展開。画像はシルバー |
前方の集音性に優れた「ズーム録音」により、セミナーや会議などの録音に適したモデル。XS700では可動式ズームマイクを備え、前方の音をよりクリアに録音できる。RR-XS700/RR-XS500/RR-XS450では、録音後に聞きたい方向の音を強調して再生する「フォーカス再生」機能も備える。
また、語学学習やおけいこごとに適した「シャドーイング再生」も搭載。これは設定した2点間の音声を再生する際、通常の再生と"音声なし(もしくは小音声)"の再生を交互に繰り返す機能で、通常のリピート再生より、録音に合わせて発音しやすい。
RR-XS700/RR-XS500/RR-XS450の主な仕様は、内蔵メモリが4GB、最大録音時間が約272時間(MP3・32kbps時)。内蔵メモリ以外に、microSDメモリカードにも録音できる。録音形式は、PCM 44.1kHz/MP3 320kbps/MP3 192kbps(XPステレオ)/MP3 64kbps(LPステレオ)/MP3 32kbps(SLPモノラル)/MP3 192kbps/MP3 128kbps/MP3 64kbps/MP3 32kbps。FMラジオチューナーも搭載する。
電源は専用ニッケル水素充電池で、USB経由での充電に対応。本体サイズはRR-XS700が約W38.5×D15.7×H122.2mm、RR-XS500とRR-XS450が約W38.5×D14.8×H102.5mm。重量はRR-XS700が約68g、RR-XS500が約55g、RR-XS450が約54g(いずれも電池含む)。
RR-XS350の仕様は、内蔵メモリが2GBで、最大録音時間が134時間(MP3 32kbps(SLPモノラル)時)。録音形式は、MP3 192kbps(XPステレオ)/MP3 64kbps(LPステレオ)/MP3 32kbps(SLPモノラル。電源は単4形電池×1本で、製品には単4形アルカリ乾電池が1本付属する。本体サイズは約W38.5×D14.6×H112.7mm、重量は約50g。ラジオチューナーは非搭載。