シャープは29日、掃除中に舞い上がるホコリを吸い込む「空間清浄ユニット」で、窓を閉めたままでも掃除ができるプラズマクラスターサイクロン掃除機「EC-WX310」を発表。9月13日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は90,000円前後。グリーン系とオレンジ系の2色を用意する。
従来機比で吸引風量が約5倍のファンモーターと、高集塵プリーツフィルターを内蔵した「空間清浄ユニット」を本体の上部に搭載。また、本体内部に、0.3μm以上のホコリを99.99%以上カットするという「ULPA&HEPAクリーンフィルター」を備え、掃除で舞い上がった微細なホコリをモーターで吸い込み、フィルターで浄化した排気に、高濃度プラズマクラスター7000を合わせて室内に放出する。
静音性も強化。モーターや吸込口・排気口などの騒音源に、遮音などのサイレンサー機構を載せたほか、運転音を低減する「ハイブリッドサイレンサーシステム」の採用で、業界最小となる52dBの運転音で稼働する。これらの機能の活用シーンとして、同社では花粉対策に窓を開けないで掃除する場合や夜間の掃除などの用途を想定する。
また、スクリューフィンの動作を、従来の運転後8秒間のみの駆動から、掃除中に自動で回転させるシステムへ変更。スクリューフィンには、猫の舌のざらつきを模した突起を付け、押し固めたごみの再膨張を抑制する。これにより、ゴミ捨ての頻度を従来の1/3に低減したほか、約40日間ダストカップ内のゴミを捨てなくとも吸塵力を維持して掃除ができるという。
このほか、ダストカップ上部のフィルターの汚れを検知する「クリーンセンサー」や、高濃度プラズマクラスター7000でダストカップ内部のごみの付着を抑制する機能、吸込口を持ち上げると自動的に運転を停止する「節電アイドリングストップ」などを備える。
本体サイズはW258×D450×H271mm、重量は5.3kg。消費電力は1,000W~約300Wで、吸込仕事率は400W~約60W。
合わせて、下位モデル「EC-VX310」も発売する。「ULPA&HEPAクリーンフィルター」や「ハイブリッドサイレンサーシステム」の搭載など、基本仕様はEC-WX310と同等だが、「空間清浄ユニット」は搭載しない。価格はオープンで、店頭予想価格は75,000円前後。
EC-VX310の本体サイズはW258×D412×H271mm、重量は4.9kg。消費電力は1,000W~約300Wで、吸込仕事率は400W~約90W。