NTTドコモは、8月13日から15日にわたり発生した、国際ローミングサービス「WORLD WING」が利用しづらい状況になったことについて原因を解説、その対策を公表した。
NTTドコモによると、今回の通信障害は、ドコモの国際ローミングサービスで使用しているNTTコミュニケーションズ管理の国際共通線信号網の輻輳により発生したと説明。国際共通線信号網内の通信設備に設計上の問題があり、トラフィックの疎通が偏っていたため、本来の処理能力を発揮できていなかったことに主な原因があったとしている。また、処理能力が十分に発揮できない状態において海外渡航シーズンによりトラフィックが増加したことで輻輳が発生したと結論づけた。
同社では今回の対策として、国際共通線信号のトラフィックを平準化するソフトウェア改修を実施するなどの対処を行なうとともに、設備の増強等を行なっていくとしている。
(記事提供: AndroWire編集部)