エプソンは29日、個人向けインクジェットプリンタ/複合機「カラリオ」の2012年秋モデルのひとつとして、機能充実の"おすすめモデル"「EP-805A」とそのカラーバリエーションモデル「EP-805AW」「EP-805AR」を発表した。発売は9月20日。店頭予想価格はいずれも3万円台前半。
「EP-805A/805AW/805AR」は、エプソンが今シーズンもっとも力を入れる"おすすめモデル"。LANは有線/無線を搭載し、スマートフォン連携機能「スマホ カラリオ」、Wi-Fi Direct、無線LAN経由のPictBridge、「メールdeリモート印刷」といった新スタイルの印刷機能にも対応。上位モデルとの違いは、スキャナ解像度が上位モデルでは4,800dpiなのに対して本機は2,400dpiである点、FAXおよびADFを搭載していない点など。
また今回のリニューアルのポイントに大幅な小型化があるが、本機も自動両面プリンタを内蔵したうえで、前モデル「EP-804A」に自動両面ユニットを装着した状態と比較して約40%の小型化を達成。設置面積でいえば約38%の削減となっている。給紙は前面2段・背面1枚手差しの3way対応、オートオープン排紙パネルや液晶パネルのフリック対応といった使い勝手の向上は他モデルと同様。なお、液晶パネルは前モデルの2.5型から3.5型にサイズアップした。
主な仕様は、最大解像度が5,760×1,440dpiで、インクがブラック/シアン/マゼンタ/イエロー/ライトシアン/ライトマゼンタの6色独立。最小インクサイズは1.5pl。ランニングコストはL判写真で約20.8円(70L番インク使用時)。印刷速度はL版写真で約14秒。トレイの給紙容量は最大100枚。対応用紙サイズはL判~A4。消費電力はコピー時で約20W。CD/DVD/BDレーベルプリントに対応する。CISイメージセンサーの光学解像度は2,400dpi。
インタフェースはUSB 2.0×2ポート(PictBridge/USBメモリ、PC接続用)、有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、IrDA。メモリカードスロットの対応メディアは、メモリースティックDuo/PRO Duo、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、マルチメディアカード/plusで、別途コンパクトフラッシュにも対応する。本体サイズはW390×D341×H141mm(収納時)、重量は約7.3kg。