あのNickShih監修のOC専用マザー

ASRockの「Z77 OC Formula」は、オーバークロック向けに特化されたLGA1155マザーボード。高耐久、高効率の部品を採用したのはもちろん、水冷/空冷両対応のヒートシンク、電圧計測ポイント、クロック/電圧調整ボタン、PCI Expressのオン/オフスイッチなど、機能面も充実している。価格は26,000円前後だ。

ASRockの「Z77 OC Formula」。一見して、拡張スロットが少ないことが分かる

電源も強化。空冷、水冷に両対応したクーラーをCPUまわりに搭載している

この製品の開発には、オーバークロッカーNickShih氏が参加。ライトなOCから上級者向けの極冷OCまで、13種類のOC設定も用意されており、参考になるだろう。また、基板のねじ穴に刺して簡易的な検証台として使える「OCスタンド」や、GELIDの高性能グリスなど、付属する小物も気が利いている。

2オンス銅箔と8層基板を採用。この窓では、各層表面の数字が見られるようだ

有名オーバークロッカーのNickShih氏が開発に関わったという

シングルソケットのC606マザー

GIGABYTEからは、UPシリーズマザーボードの新モデルとして、LGA2011向けの「GA-X79S-UP5-WIFI」が登場、発売となっている。この製品、型番は"X79"となっているが、搭載チップセットはX79 Expressではなく、じつはサーバー向けのC606だという、ちょっと変わり種。価格は38,000円前後だ。

GIGABYTEからは、「GA-X79S-UP5-WIFI」(右)と「GA-X79-UP4」(左)が新発売

C606搭載マザーながらシングルソケット。もちろんXeonが利用可能だ

C606ということで、Core i7だけでなく、Xeon E5もサポート。ECCメモリも利用可能で、信頼性の高いシステムを構築することができる。またチップセットの機能により、基板上にSASポートが8つ用意されているのも特徴と言えるだろう。

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