これまでに1926年、1949年、1974年、2001年と計4回にわたって映画化されてきた『ザ・グレート・ギャツビー』。 写真はミウッチャ・プラダ (C)BANG Media International

ミウッチャ・プラダが、レオナルド・ディカプリオ主演最新作『ザ・グレート・ギャツビー』の衣装デザインを担当することが明らかとなった。

スコット・フィッツジェラルドが執筆し、彼の代表する小説であると同時にアメリカ文学をも代表する作品でもある本作は、1920年代のアメリカ中西部が舞台。ミウッチャは、同年代を反映するフラッパードレスやクラシカルな洋服を選定していると、本作のバズ・ラーマン監督が明かしている。

ミウッチャは、コスチュームデザイナーのキャサリン・マーティンと本作でチームを組み、キャリー・マリガンなど出演者の衣装デザインを手がけたほか、自身が手がけるプラダやミュウミュウから40着ほどのドレスを使用したと米版ヴォーグ誌に語っている。

「私はあまり自分の仕事で時代考証に捉われないようにしているの。自分のやり方ではないからね。でも今回の映画でコスチュームを担当してみて、私のブランドの服はちょっとだけ手を入れて、別の視点を盛り込むだけでまさに1920年代を醸し出す服装になることに気がついたわ」

そんなミウッチャは以前にも、バズが1996年に手がけた『ロミオ&ジュリエット』のほか、メトロポリタン美術館行われた展示会「スキャパレリ・アンド・プラダ:インポッシブル・カンバセーション」でバズが監督を務めた映像クリップでも衣装を担当したことがある。『ザ・グレート・ギャツビー』は2013年6月公開予定で、ティファニーが宝石を、ブルックス・ブラザーズが男性キャストの洋服を提供することになっているという。

(C)BANG Media International