メルセデス・ベンツ日本はこのほど、4ドアクーペ「CLSクラス」を一部改良して発売した。安全運転支援システムの標準装備など、標準装備とオプションの充実が主な内容となる。
新たに標準装備とされた安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」は、5つのミリ波レーダーセンサーと1つのカメラを使って前方や左右後方の障害物との距離や相対速度を測定、自動的にブレーキを作動させ衝突の危険性を低減する。
衝突回避をサポートするBAS(ブレーキ・アシスト・システム)プラスやPRE-SAFEブレーキ、車間距離を適切に維持するとともに先行車が停止したときは減速・停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」も装備する。快適装備も充実し、リアシートヒーターが全モデルに追加された。オプションではエレガントな印象を与えるマットペイントのマンガナイトグレーを新規設定。一部モデルにはCLSの室内空間に合わせた音質を提供するBang & Olufsen BeoSound AMGサウンドシステムを新たに設定している。
装備が大幅に充実する一方で、価格の上昇は最低限に抑えられた。「CLS 350 BlueEFFICIENCY」は15万円アップの945万円、「CLS 550 BlueEFFICIENCY」も15万円アップの1,190万円、「CLS 63 AMG」は10万円アップの1,655万円となっている。