ビー・エム・ダブリューはこのほど、3シリーズセダンに直列4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した「ニューBMW 320d BluePerformance」を発表した。アイドリングストップ機能などにより、クリーンディーゼルモデルとして国内No.1の低燃費を達成した。
新開発のディーゼルエンジンは排気量2リットルで、最新のコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムと可変ジオメトリー・ターボチャージャーを採用する。最高出力は184PSと高出力で、最大トルクは6気筒ガソリンエンジンに匹敵する38.7kgmを1,750~2,750rpmで発揮する。アイドリングストップなどを採用し、燃費はクリーン・ディーゼル・モデルとして国内No.1となる19.4km/リットル(JC08モード)を達成している。
ディーゼルエンジンで問題となる排出ガスについては、最先端の排出ガス処理技術であるBMW BluePerformanceテクノロジーを採用。DPFにより粒子状物質を吸着させ、エンジン制御により燃焼・除去。また、NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒が排出ガス中のNOxを触媒内に吸蔵した後に、水、窒素、二酸化炭素に還元し排出する。これらの技術により、ディーゼル車に対する世界最高水準の排出ガス基準である日本のポスト新長期規制に適合する。
同車は装備などの違いにより5グレードがあり、最も低価格な「BMW 320d BluePerformance」が470万円、最上級グレードの「BMW 320d BluePerformance M Sport」が514万円となっている。