米国の映像機器大手イーストマン・コダックは8月23日(現地時間)、パーソナライズドイメージング事業およびドキュメントイメージング事業の売却を行うと発表した。

同社は2012年1月に、ニューヨーク南地区米国破産裁判所に対して、日本の民事再生法に相当する米国連邦破産法第11章(「チャプター11」)の適用申請を行い、経営再建中にある。

パーソナライズドイメージング事業は、写真用印画紙やスチールカメラ用フィルム製品などの個人向けの幅広い領域を含む事業。一方のドキュメントイメージング事業は、企業向けのスキャナやスキャニング用ソフトウェアなどを含む。

イーストマン・コダックは経営再建に向け、継続して成長が期待できるコマーシャル、パッケージング、ファンクショナル プリンティング ビジネス およびエンタープライズ サービス ビジネスに経営資源を集中するという。

同社では、経営再建を2013年に完了させることを見込んでいる。