カシオ、写真に手書きしたりPCレスでハガキを作れるフォトプリンタ

カシオ計算機は23日、PCを使わずに年賀状などのハガキや写真を印刷できるフォトプリンタ「プリン写(しゃ)ル」シリーズの新モデルとして、「PCP-2100」と「PCP-700」の2モデルを発表した。9月7日より発売し、価格はオープン。店頭予想価格はPCP-2100が55,000円前後、PCP-700が33,000円前後。

PCP-2100


「PCP-2100」	使用イメージ

解像度が800×600ドットの8型タッチパネルカラー液晶を搭載し、手書きした文字を認識して活字に変換する文字認識機能も備えるフォトプリンタ。文字入力用に50音配列キーボードを内蔵し、初心者が困らないように音声ガイド機能も搭載する。

タッチパネル液晶や内蔵キーボードは、住所や名前などの宛名入力などに使えるほか、写真の好きな位置に手書き文字/スタンプ/コメントなどを挿入できる。また、写真に文字を添えて思い出や記録に残す「写真入り日記機能」を搭載。作成した日記はカレンダーから呼び出すことができ、いつでも見たり印刷したりできる。これらのデータは内部メモリに保存可能。

宛名登録は約1,000件で、宛名を5つのフォルダに分類して記憶することもできる。写真入りの日記なら150ページ(写真データ登録100画像、作成物登録30件)まで記録できるほか、外部メモリに保存することも可能。対応する外部メモリ用メディアは、SD/SDHCメモリカード、メモリースティック/Pro/Duo/Pro Duo、コンパクトフラッシュカードxDピクチャーカードなど。

内蔵のデザイン集も豊富。ハガキのデザインが452種類、組み合わせて使えるレイアウトが28種類、イラストが344種類、イラスト背景が24種類。オリジナルハガキ作成用に、レイアウトが8種類、文例が11種類、イラスト背景が24種類、そのほかカードイラスト集が1,000種類となる。そのほか、1,000種類の年賀状デザインを収録したSDカード「年賀状イラスト集2013」が付属。写真データを「水彩」「色鉛筆」、「パステル」などの絵画調に変換する機能もある。

主な仕様は、印刷密度が最大2,400×1,200dpi、印刷可能用紙がフォト光沢紙/インクジェット用紙/普通紙。印刷速度は、ハガキ宛名とハガキ文面が約50秒/枚、L判写真が約60秒/枚、L2判写真が約85秒/枚。印刷できる用紙サイズは、ハガキ/A6/L判/L2判など。印刷フォーマットは縦書き/横書き/テキスト付き横書きの3種類。タッチペンが2本付属し、本体サイズはW263×D164×H158.5mm、重量は約2.5kg。