ディーアンドエムホールディングスは8月22日、「デノン」ブランドよりユニバーサル・ブルーレイディスク・プレーヤー「DBT-3313UD」を発表した。発売は9月中旬で、希望小売価格は126,000円。

幅広いメディアからの高品位な再生を実現するユニバーサル・ブルーレイディスク・プレーヤー「DBT-3313UD」

ユニバーサルプレーヤーは、CDならばCDだけ、DVDならばDVDだけといった単一のメディアだけでなく、幅広いメディアに対応するプレーヤー。DBT-3313UDの対応メディアは、BD-Video/-R/RE、DVD±R/RW、DVD-Video、DVD-Audio、SACD、CD、CD-R/RWとなっており、DVDメディアではビデオモード、AVCREC、AVCHDが利用できる。

搭載するメカニズムは、新開発したオリジナルのもの。剛性と制振性が高められており、外部からの振動などの影響を低減すると同時に、再生時のディスク回転音も低減している。

「DBT-3313UD」が搭載する新開発のメカニズム

また、ジッターを抑える高音質伝送技術「Denon Link HD」を搭載。同社のAVレシーバー「AVR-3313」とHDMI接続時に利用可能だ。

「Denon Link HD」を搭載。「AVR-3313」とHDMI接続した場合、AVR-3313側のマスタークロックを「DBT-3313UD」も使用することで、ジッターの発生を抑えられる

ディスクからの再生だけでなく、ネットワークからの再生機能も強力だ。DLNA対応のプレーヤー機能や、YouTubeへのアクセス機能を装備しており。DLNAでは、192kHz/24bitのWAV/FLAC形式のファイル再生にも対応する。また、現時点で単品コンポーネントタイプのAV機器としては極めて珍しいことに、DTCP-IPにも対応している。BDレコーダーなどで録画した番組のネットワーク経由での再生も可能だ。

フロントパネルにはUSBポートも装備しており、USBメモリ内のオーディオ/ビデオファイルも再生できる。

出力インタフェースは、HDMI端子とアナログ音声用のRCAピンンジャックのみだが、HDMI端子は2系統装備しており、ビデオとオーディオの信号をそれぞれのHDMI端子から出力することも可能だ(映像と音声信号の2系統同時出力には非対応)。一方をAVアンプに、もう一方をモニターに出力することで、より干渉の少ない伝送が可能になる。

本体サイズはW434×D297.2×H115mmで、重量は7.9kg。消費電力は25Wとなっている。製品には、リモコン、HDMIケーブル(約1.5m)、Denon Link HDケーブルなどが付属する。