キングソフトは22日、同社の展開するオンラインストレージサービス「KDrive」の完全無料容量を30GB(最大50GB)に増量し、新たにMac版クライアントアプリを提供するなどの大幅なサービス拡充を行なった。
基本容量が2GBから30GBに大幅アップ!
これまでKDriveの無料容量は2GB。加えて新規ユーザーを1人招待するごとに512MBの容量が追加され、上限の16人招待で合計10GBとなるのが最大容量だった。それがこのたび、新規登録の時点で利用できる容量を30GBに大幅アップ。さらにチェックインボタンのクリックやユーザー招待、同社の「KINGSOFT Office」のシリアルナンバー入力などで最大50GBまでの増量が行なえるようになった。
Mac版クライアントアプリ登場
また、新たにMac版のクライアントアプリ「KDrive for Mac (β)」の提供も開始。同アプリのインストールによりMac内に同期フォルダが作成され、そこから文書や写真をアップロードできる。アップロードされたデータは、スマートフォンのクライアントアプリなどから閲覧可能。もちろん、スマートフォンや他のPCからアップロードしたデータをMac上で編集・閲覧することも可能だ。
各クライアントアプリもバージョンアップで機能強化
既存のiOSアプリ「KDrive」、Androidアプリ「KDrive for Android」、PC向けクライアント「KDriveクライアントソフト」にも新バージョンが発表され、以下のような機能拡張が行なわれた。
- 誰でもファイルを受け取れるパブリックリンクの発行(iOS/Android/PC)
- オンラインストレージ上の写真をフォルダごとにアルバム化する「クラウドアルバム」(iOS/Android)
- アプリへのアクセスを制限する「パスワードロック」(iOS/Android)
- iPhoneで撮影した写真をiPhone内に残さずアップロードする「クラウドカメラ」(iOS)
- 特定のファイルにスターを付けてアクセスしやすくする「スター付きファイル」(iOS)
- ナビゲーションパネルによるファイル管理(PC)
- 7日前までのファイル変更履歴の管理・復元(PC)
- 1ファイルのサイズ上限が500MBから1GBに
月額制の追加料金プランもスタート
従来KDriveの有料サービスは、年額制で30GB(6,000円)/50GB(9,600円)/100GB(18,000円)が提供されていたが、新たに月額制のプランもスタートした。料金は、30GBが500円/月、50GBが800円/月、100GBが1,500円/月。いずれも、新規申し込みユーザーは初月の料金が無料。