ニコンは8月22日、デジタルカメラ「COOLPIX S」シリーズの新モデル「COOLPIX S800c」を発表した。発売は9月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は48,000円前後となっている。
AndoroidとWi-Fi(無線LAN)を搭載し、ネットワークにつないで楽しむことができるモデル。Androidのバージョンは2.3。
撮影した画像を手持ちのスマートフォンへ転送したりできるほか、無線LAN環境がある場所であれば、撮影した画像や動画を「Google+」や「Facebook」「Twitter」などのSNSにカメラ単体でアップロードすることが可能だ。また、「Google Play」にも対応。任意のアプリをダウンロードすることで、カメラを自分好みにカスタマイズすることができる。
背面のモニターは3.5型のタッチパネル式となっており、スマートフォンと同じ感覚でタッチ操作を行えるようになっている。また、有機EL方式なので、高輝度・高コントラストで画像を確認することが可能。表示画素数は約82万ドット。
また、GPS機能も内蔵しているので、撮影した画像の位置情報を記録可能。ニコンの運営する写真共有・保存サービスのAndoroid向けアプリ「my Picturetown」を利用すれば、位置情報に基づいて「Googleマップ」に表示させることができる。
その他の主な仕様は、撮像素子が有効1,602万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離25~250mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.5~F5.8、対応感度がISO125~ISO3200。利用可能な記録メディアはSD/SDHCカードと内蔵メモリ(画像保存領域:約1.7GB、アプリケーション保存領域:約680MB)。動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット/1080p。
バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約140枚となっている。
サイズは約W111.4×D27.2×H60mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約184gだ。