オリンパスイメージングは8月22日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS VH-515」を発表した。発売は9月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は25,000円前後となっている。
厚さ26.1mmのスリムサイズながら、8倍の高倍率ズームが可能なレンズと、同社独自の画像処理システム「iHSテクノロジー」により、さまざまなシチュエーションで手軽な撮影が楽しめるモデル。高倍率ズーム時に起こりやすい手ブレには、CMOSシフト式手ブレ補正機構と高感度撮影の「DUAL IS」で対応する。
iHSテクノロジーは、ミラーレス一眼「OLYMPUS PEN」シリーズで磨き上げられた画像処理エンジン「TruePic VI」と裏面照射型CMOSセンサーで構成され、高感度、低ノイズ、高速AFや高速起動など、高画質かつ快適な撮影を実現。また、夜景や逆光などの条件下でもイメージ通りの撮影を可能にする上、自動シーン判別機能「iAUTO」で29シーンの認識を可能にしている。
画像や動画にフィルター効果を加える「マジックフィルター」は、同時発表の「SP-UZ820」や「TG-625 Tough」などと同様に、「ドラマチック」「ランダムタイル」「ポップ」「ピンホール」「フィッシュアイ」「スケッチ」「ウェディング」「ロック」「水彩」「クリスタル」「ミニチュア」「ミラー」の全12種類が利用可能となった(動画撮影時は「ランダムタイル」「クリスタル」以外の10種類が利用可能)。
撮影後に実際のメイクと同じような効果で画像加工を行える「ビューティーモード」では、「メイク」「アイエフェクト」「演出」「エステ」という4つの項目別に19種類のエフェクトを用意。被写体に、チークやアイシャドウ、付けまつげなどの効果を付加できるほか、瞳を大きくしたり小顔にしたりすることも可能だ。
そのほか、同時に10匹までの犬や猫の顔を検出できる「ペットモード」や、ペットが正面を向いた瞬間にシャッターを切る「オートシャッター」機能を搭載する。
主な仕様は、撮像素子が有効1,200万画素の1/2.3型CMOS(裏面照射型)、レンズの焦点距離が25~200mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.3~F5.9、対応感度がISO100~ISO6400となっている。背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(Eye-Fiカード含む)のほか本体内蔵メモリ(46.8MB)。動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット/1080pだ。
バッテリーは専用リチウムイオン充電池を使用する。
サイズはW104.4×D26.1×H59.9mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で154gだ。