バサバサ髪のアラサーOL“えみこ”です。夏の間に、髪が紫外線にさらされた結果、“女の命”である髪がバサバサになってしまったの。こんなんじゃ、オシャレしてデートなんて面倒臭くなっちゃった。仕方ないから、家でDVDばっかり見てたら、なんだかハマっちゃって。他人に映画だとかドラマをオススメできるぐらいに、詳しくなっちゃったのよね。
さて、いよいよ本格的に“秋”がやってくるわ。「食欲の秋」「芸術の秋」なんて、いろんな言葉が出てくる季節だけど、私にとっての秋は「性欲の秋」ね。毎日、悶々としながら、まだ見ぬ白馬の王子様に思いを馳せているの。ということで、今日は、イケメンな王子様候補が登場するオススメの動画を紹介するわね。
下の1から4の中で、あなたが恋人に求めるものを選ぶのよ。
1.趣味の一致
いくら見た目が好みでも、趣味が合わないと付き合っていくのは難しいわよね。ちょっとイイかもと、ヒトメボレしかけた相手がかなりの“フィギュアマニア”でドン引きしたことがあったもの。見た目も大事だけど、趣味が一番よね~という方はこちら。
2.味覚の一致
私も味付けの好みとか「今、食べたい物」の話で意見が合うとテンションが上がるわ。食事に行くときに、「今晩は関西風だしのうどんが食べたいね」なんて、私好みのメニューを提示してくれたら、思わず「好きっ!」って抱きついちゃうわね。
3.価値観の一致
個性は大事だわ。だけど、近所の居酒屋行くのに、スーツの胸ポケットにチーフ入れてきたナルシスト野郎がいたの。私なんて、ユニ○ロのボーダー柄のスウェットなのに。そういえば、『ボーダーを着る女は、95%モテない!』って本が出てたわね……。
4.笑いのツボの一致
一緒にテレビを見ていて、笑いのツボが同じだったら最高ね。私は、江頭2:50の黒スパッツ姿を見ると、くだらないけど、つい笑ってしまう。くだらないことを一緒に笑える恋人っていいわよね。
さあ、選んだかしら? それでは、あなたの気分にあった動画を紹介するわ。
さて、1を選んだあなたにアドバイス
なかなか趣味が合う人っていないけど、“アート”を趣味や仕事にしている人って素敵よね。芸術家にアートの手ほどきを受けるのって官能的で憧れるわ。「主に泣いてます」という作品は、主人公・紺野泉が“幸せを渇望する不幸な美女”っていう設定なんだけど、その恋人がイケてるのよね。日本を代表する人気画家で、東京美大の教授なの。妻もありながら、泉も愛してるっていうプレイボーイなのよ。
それにしても、やっぱり美女ってイイわよね。私なんか、昔行った合コンで「口元がエロいね」って褒められたことが人生唯一の誇り。「口元以外に褒めるとこ、ないんかい!」って心の中で突っ込んだけどね。ちなみに、この作品は、泉のコスプレセンスにも注目よ。これって男性にもてないようにするための変装なんだけど、子泣き爺とか、ねずみ男とか、水木しげるびいきなコスプレがGOOD! やっぱり、このくらい個性的な人間じゃないと、芸術家には愛されないのかしら。
2を選んだあなたには、肉食系男子の筆頭が出演する動画を紹介するわ。
肉食系といっても、ここでいっているのは“恋愛やセックスに積極的なタイプ”のことではないのよ。ダチョウ倶楽部・寺門ジモンさんが出演するこの番組では、肉料理を愛する男らしさあふれるジモンさんが選りすぐりの店を教えてくれるの。
「肉汁の滝に打たれてみないか?」とか、「(チャーハンを炒めるときの)リズムや音は“食の子守唄”!」とか、普通じゃ思いつかないようなジモン語録にもクラッ。味覚の好みが一致する相手はもちろん、ディープな食の世界にいざなってくれる男性っていうのも理想的よね。「ネイチャージモン」と呼ばれ、サバイバル好きとしても有名なジモンさん、「俺についてこい!」っていってくれたら、無人島でもついていっちゃうかもしれない。
さて、3を選んだあなた
“相手との価値観の違い”に悩んでいる人には、映画「エマニエル夫人」をオススメするわ。これは、ロマンス・グレーな男性が“性の新しい価値観”について教えてくれる作品なの。自分の価値観を一新して、相手の哲学に染まることの楽しさを学べると思うわ。しかも、フランス映画らしいアンニュイな雰囲気がオシャレなの。私と同じ、「性欲の秋」派な女性にはピッタリね。ストーリーは、バンコクに住む外交官の妻・エマニエルが日常に退屈さを感じて、さまざまな性体験を重ね、次第に内に秘めた欲望を開花させていく……という内容。とある年配の男性・マリオに「愛は官能の探求だよ」と囁かれ、複数セックスの洗礼を受けるくだりなんかはドキドキすること間違いナシよ。
最後、4を選んだあなたには、小学生の頃に憧れたような、スポーツ万能な男が登場する映画を。
ストーリーは、街で屑拾いをしながら生活する貧乏な青年シンが、ある日、少林拳を世間に広めるためにサッカーチームを結成し、少林拳とサッカーを融合させたありえないサッカー技の数々で、全国制覇を目指していくという内容。冴えない身なりの主人公だけど、「夢がなくて何の人生さ」と熱く語る姿に、アラサー女子はつい、ほだされてしまうのよね。
夢といえば、また怖い夢を見たわ。不倫してた部長と、奥さんと、私がエイリアンに連れ去られるって夢よ。“何者かに連れ去られる夢”っていうのは、“嫌な現実から逃げ出したい”っていう思いから見るらしいの。だけど、部長だけならまだしも、奥さんと一緒に連れ去られたんじゃあ、意味ないじゃない。どうすりゃいいのよ、ねえ、エイリアン。
ちなみに「少林サッカー」の監督は、脚本・製作・主演もこなす、香港のスーパーな映画人、チャウ・シンチーさん。彼は独特のギャグセンスで、あなたに最高の笑いを届けてくれるはずよ。私的には、“バナナの皮で転ぶ”という古典的ギャグが万国共通だったということをこの作品で知れたとともに、これくらいのギャグにもワイヤーアクションを投じるという、監督の心意気を感じられてよかったわ。
さて、白馬の王子様を待つ悶々とした日々に、潤いを与えてくれそうな動画はあったかしら。私は、スマホ片手に動画でも見ながら、お風呂でバサバサ髪の保湿ケアと半身浴でもしようと思うわ。