9月1日公開の映画『I'M FLASH!』の外国人記者向けの記者会見が20日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われ、主演の藤原竜也、豊田利晃監督が出席した。
映画『I'M FLASH!』の外国人記者向けの記者会見に出席した藤原竜也(左)と豊田利晃監督 拡大画像を見る |
本作は、4月に公開された瑛太主演の映画『モンスターズクラブ』がトロント映画祭でワールドプレミアで上映されるなど海外で高い評価を受けている豊田利晃監督の最新作。主演の藤原が、命を狙われる新興宗教のカリスマ教祖を熱演している。
豊田組に初参加した藤原は「4~5年前から監督とお仕事がしたくて、実現できてうれしかったです。演じたキャラクターが監督を投影しているような感じがして、やりがいのある役柄でしたね」と満足げ。本作では、40~50テイクも重ねたことを明かして「なかなかOKが出なくて過酷な現場でしたよ(笑)」と苦笑いを浮かべるも「一緒に仕事ができて良かったです」と笑顔だった。
外国人記者向けの会見とあって、通常の芸能イベントでは聞けない質問も飛び出した。「日本ではタレント事務所の力が大きく、こういうシリアスな作品に出演することはチャレンジだったのでは?」という質問に「僕にもそういう思いがあり、楽なものよりも挑戦し続けていく仕事の方が自分にとっても良いこと。違うことをやる方が自分の中では面白く感じています。自分の選択に間違いはないと思いますね」と本音を激白。さらに所属事務所から本作の出演OKが出た経緯を尋ねられて「お金の問題も出てきますし、僕のわがままをホリプロのスタッフが聞いてくれたのではないのでしょうか」と回答すると、豊田監督が「(製作費を意味する)お金も集めてくれたので素晴らしい会社だと思います」と絶賛して会場を笑わせていた。
映画『I'M FLASH!』は、9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開。