ビー・エム・ダブリューはこのほど、同社のスポーツセダン3シリーズのラインナップに4輪駆動モデル「320i xDrive」を追加した。BMWのセダンでは初の右ハンドル仕様の4輪駆動モデルとなる。
「ニューBMW 320i xDrive」は、約50:50の理想的な前後重量配分を実現した320iシリーズをベースに4WD化したモデル。どんな路面でも高い運動性能を発揮するフルタイム4輪駆動システム「xDrive」は、ステアリングの切れ角やホイールの回転速度などのデータからオーバーステア、アンダーステアの兆候を検出し、電子制御式多板クラッチによって瞬時に前後への駆動トルクを最適に配分する。
エンジンは最高出力184PSの2.0リットル直列4気筒ターボ。組み合わされるトランスミッションは高効率8速オートマチックとなっている。また、燃費を向上させるエンジン・オート・スタート / ストップ機能などの環境技術も数多く採用している。
同モデルでは装備の違いなどにより5つのグレードが用意されており、最上級グレードはBMWの高性能モデルであるMモデルを手掛けるBMW M社が開発した専用装備を採用する「M Sport」となっている。価格は最も低価格な「320i xDrive」が480万円、最上級グレードの「320i xDrive M Sport」が524万円。すでに注文を受け付けており、9月からの納車を予定している。