医薬品の製造と販売を行うバイエル薬品は、8月14日、小学生を対象とした動物ふれあいイベント「丸の内キッズジャンボリー2012」を都内で開催した。
同イベントは、動物と触れ合うことによって子どもたちの心を育み、動物と人間の絆作りを目的としている。
犬の体重測定や犬の視力体験など充実したイベント内容
イベントでは、犬の体重を量る体験コーナーが設けられ、子どもたちが実際に犬を抱き上げ、体重計に乗って自分と犬の合計の重さを量った。その体重から自分の体重を引き算すると犬の体重が出てくるため、犬だけを体重計に乗せるよりも手軽に計測ができるという。
また、犬の寄生虫について学ぶコーナーも設けられた。ノミやマダニ、回虫といった寄生虫の生態を学ぶことができ、参加した子どもたちは、用意されたiPadを使って3Dのリアルな寄生虫の姿を観察した。
特に人気があったコーナーは、犬の視力を体験するプログラム。犬と同じくらいの近眼を体験できる特殊なメガネを装着し、点滅したライトをすばやく押すというもの。近眼になった状態でライトを押すのは大変らしく、子どもたちからは「難しかった!」「ライトが光ってもすぐに気づけなかった」といった声があがった。
本物のワンちゃんとふれあいながら動物のお医者さんを体験!
また、イベントの後半では動物のお医者さんを体験できるプログラムが実施された。抽選で選ばれた子どもたちが白衣を着用し、獣医師のサポートのもと、コリーや柴犬などの犬の診察を体験した。
体験イベントでは、犬の症状を調べたり、ノミの薬を投与したり、性別や年齢を調べるといったことが行われた。
特に子どもたちに人気だったのは、犬の心拍数を調べるというもの。獣医が犬を押さえ、子どもたちが本物の聴診器を使い、10秒で何回犬の心音が鳴るのかを数えた。数えた心臓の音を6倍して、一分間の心拍数を割り出すという。犬の呼吸音に心音がかき消されてしまうことがあるため難しい仕事ではあったが、子どもたちは「集中すれば心臓の音がちゃんと聞こえた」、「本当のお医者さんになれたみたいでうれしかった」などの感想を語った。
体験イベントが終了する際には、「もっとやりたい!」「ワンちゃんと離れたくない」といった声があがるなど、子どもたちが獣医師の仕事を楽しんだ様子が見受けられた。
獣医体験イベントを企画したバイエル薬品の畠山氏は、「動物と触れ合う機会を設けることによって、子どもたちの心を育みたい」と語り、「次は小学校低学年くらいの小さなお子さんも、十分に楽しめるようなイベントを新たに企画したい」と来年のプログラムに向けて意気込みを述べた。
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