司会を務めた中川も歌い手として参戦。「天元突破の時間だぜーっ!!」と叫び、『天元突破グレンラガン』の「空色デイズ」「続く世界」を熱唱。中川が腕を高く突き上げると、観客も大歓声で答えた

今や全世界で認知される日本のアニメやアニソン文化のさらなる発展のため、テレビ東京とキョードーファクトリー、81プロデュースが手を取り合って誕生したライブイベント「ジャパンアニソンカップ2012」が14日、東京国際フォーラムで開催された。

今回は司会の中川翔子をはじめ、AKINO with bless4、米倉千尋、たいらいさお、サイキックラバー、太田貴子、T-Pistonz+KMC、小林ゆう、アニソニア、吉岡亜衣加、永井豪、石丸博也、水木一郎といった豪華アーティスト&人気声優が出演。会場は終始熱気に包まれていた。

最初にステージ登場したAKINO with bless4が「創聖のアクエリオン」を歌い始めると、観客は早速オールスタンディングと大歓声でAKINOを迎える。さらに吉岡が『薄桜鬼』の「十六夜涙」「舞風」を、T-Pistonz+KMCが『イナズマイレブン』のスペシャルメドレー(「つながリーヨ」「マジで感謝!」)を熱唱し、会場はさらにボルテージを上げれば、『魔法の天使クリィミーマミ』のマミに扮した太田は「LOVEさりげなく」を歌い上げる。さらに同作の大ファンだという中川は、太田との夢のデュエットも実現。「デリケートに好きして」「BIN・KANルージュ」の2曲を歌い、「一緒に歌うことが夢でした」と感動の涙を流していた。

豪華アーティスト&声優が東京フォーラムに集結

AKINO with bless4

小林ゆう

サイキックラバー

中川翔子&太田貴子

たいらいさお

なお、この日はオーディションによって選ばれた4人の新人声優が初お披露目され、ユニット名は「アニソニア」に決定。拍手喝采で迎えられ、観客に支えられたうれしい船出となった。そしてここからは、誰もが知っている神アニソンメドレーを怒涛の連打。サイキックラバーが『キャプテン翼』の「燃えてヒーロー」を、たいらが『機動戦士ガンダム』の「翔べ! ガンダム」を、吉岡と小林が『うる星やつら』の「ラムのラブソング」を歌い、さらにはコーナー出演者全員による『ポケットモンスター』の主題歌「めざせポケモンマスター」 で会場の熱気はピークに。

初お披露目となった声優ユニット「アニソニア」(左から林田智恵里、上田麗奈、積田かよ子、髙橋李依)。積田は初ステージで緊張しながらも「これからアニソニアとして活動していきますので、よろしくお願いいたします」とごあいさつ

イベント後半には『マジンガーZ』『デビルマン』の誕生40周年を記念した「永井豪スペシャルステージ」が設けられた。原作者の永井のほか、『マジンガーZ』で主人公・兜甲児の声優を務めた石丸博也、スペシャルゲストとしてアニソン界のアニキこと水木一郎が登場。3人が再会したのは40年ぶりのことだという。当時それぞれが忙しくすれちがいの日々が続いたのに加え、石丸は「これまで人前に出るのが苦手で表舞台に登場したくなかった」と話しつつも、「やっぱり永井先生に会いたくなりました」と、イベントへの出演理由を明かした。

永井は「40年も生き続けてきたのは、石丸と水木、ファンの皆さんのおかげ。永遠に愛されるキャラクターに育ってくれて感謝しています」と満面の笑みを見せ、締めの言葉とした。その後、アーティストが総出演し、来場者と「マジンガーZ」を大熱唱し、大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。なお、このイベントの模様は、テレビ東京にて9月16日(日)深夜2時45分~3時45分に放送予定だ。

「永井豪スペシャルステージ」で40年ぶりの再会を果した3人(左から永井豪、石丸博也、水木一郎)

水木は『マジンガーZ』『デビルマン』のメドレーを歌い上げ、会場から「アニキー!」の大コール